人間関係との向き合い方
アルバイトをすれば生活費の足しになるし、仕事のスキルを学ぶこともできるのでプラスのことばかりのような感じがしますが、中には人間関係で悩んでいる人もたくさんいます。
気の合う仲間とだけ顔合わせればいい友だち付き合いとは違い、バイト先にはさまざまな年齢層や性格、タイプの人がいます。
全くストレスのない人間関係を築くのが難しいのは、当たり前のことです。
自分と同じ時間帯に働く同僚の中にどんなに苦手なタイプの人がいても、簡単にはシフトを動かせないこともありますし、上司とウマが合わない場合もバイトが辛いと感じる瞬間は多いものです。
機嫌が悪いと八つ当たりする上司、自分より仕事ができないのに他の同僚をやたらとえこひいきする上司がいる職場も珍しくはありません。
職場の人間関係を良くするための工夫
嫌な上司がいるというのはどこの職場でもほぼ共通の悩みですから、バイト先を変えたからといって事態を解決できるわけではありません。
逆にバイト先を転々と変えていると「この人は性格的に問題があるのではないか」と判断され、新しいアルバイトの仕事に就けなくなることがあります。
できるだけ現状のままで我慢して、職場の人間関係を良くする工夫をしていくことが大切です。
職場の環境改善するための一手段としておすすめなのは、「元気なあいさつ」を心がけることです。
バイト経験のある学生数100名を対象に行われたインターネットリサーチによれば、「バイト先の上司と良い人間関係を築いていくために行ったこと」の筆頭は「元気よくあいさつする」でした。
回答者全体の54%が、元気よくあいさつすることによって職場の環境が良くなると実感しています。
また、「趣味の話をする」のもバイト先の人間関係を円滑するにするためには大切なポイントです。
人間というのは、自分と共通の趣味を持っている人に対しては警戒心を解きやすい傾向があるので、休憩時間などに積極的に趣味の話をしてみれば無愛想だった上司が急に打ち解けてくることもあり得ます。
ただし、人間関係を改善したいからといって妙にバイト先の人に馴れ馴れしくするのも考えものです。
自分の趣味について長々としゃべったり、上司に対してあまり馴れ馴れしくしすぎると「うっとうしい」と思われることがありますから、礼儀正しい態度は崩さないようにすることが肝心です。
つらくなったら親や友人に相談するのが一番
いろいろ工夫してみても職場の人間関係が改善されず、つらい思いが続く時は親や友人に相談してみましょう。
そうすれば自分の思い込みや思い違いに気づくこともあります。
一番良くないのは、ストレスを自分一人で抱え込むことです。